2017年になって1Qが終わろうとしているけど、年末に考えた2017年の抱負を書こうと思う。
2017年の抱負
いろんなことはできないので3つ+サブ目標で考えた。
- 生産性
- ビックデータ
- ビジネス・インテリジェンス
- サブ目標
- フロントエンド
- 英語
生産性
これまでも開発の生産性を意識した活動をしてきたが、全員の開発効率アップ、品質アップのような守備的な活動が多かった。けど今年はスクラム体制にして攻撃的な面も加えていきたいと思う。
去年までの振り返り
去年までは2人1組のような小さなチームで開発し、できたらリリースするというサイクルで開発していたが、以下の問題が細かく積み重なってきていた。(サービスの規模がそういった状況に陥る状況にまで成長したとも言える。)
- マネージャーの管理コストが高い
- 要件定義して開発に仕事を振る側の負担が大きい
- 開発者が指示待ちになる
- 開発した機能が属人的になる
- 開発メンバーが他のメンバーが何をしているか把握できない(チーム感がない)
- 開発・営業・運用で足並みを揃えるのが難しい
これらの問題を一気に解決する為に2017年からはスクラム体制で開発を進めることした。
スクラムのチーム構成
最初のスクラムチームの構成は以下の7人体制
- プロダクトオーナー
- スクラムマスター(自分)
- 開発チーム
- デザイナー兼コーダー
- 中堅エンジニア
- 2~3年目のベトナムメンバー(2人)
- 新卒エンジニア
スクラムを始めるあたり読んだ資料と書籍
Wikipedia
まず最初に見たのがWikipedia。スクラム自体はある程度決まった型があるので、ここを見るだけでも大体の流れを確認することができた。また、スクラムガイドがリンクされているので合わせて読んだ(こちらも17ページ程)。
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK
次に読んだのがこちら
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK
- 西村 直人,永瀬 美穂,吉羽 龍太郎
- 翔泳社
- 価格¥4,389(2022/05/05 01:52時点)
- 発売日2013/02/13
- 商品ランキング181,810位
この本はスクラムについての概要はわかったけど実際どんな風に進めたらよいかが分からないという方におすすめ。実際の流れを漫画を交えて説明してるので読みやすいし一連のスクラムの流れがわかる。個人的にはスクラムガイドとこの本を読めばスクラムを開始できると思う。
スクラム実践入門
他の書籍も一応見ておこうと思って呼んだのがこちら
スクラム実践入門 ── 成果を生み出すアジャイルな開発プロセス (WEB+DB PRESS plus)
- 貝瀬 岳志,原田 勝信,和島 史典,栗林 健太郎,柴田 博志,家永 英治
- 技術評論社
- 価格¥2,838(2022/05/05 01:52時点)
- 発売日2015/03/18
- 商品ランキング124,943位
この本ではいくつかの企業の事例が紹介されている。スクラムを始めるきっかけなどが書かれているので事例を見てみたいという方には良いと思う。
Joy,Inc.
ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント
- リチャード・シェリダン,原田 騎郎,安井 力,吉羽 龍太郎,永瀬 美穂,川口 恭伸
- 翔泳社
- 価格¥1,980(2022/05/05 01:52時点)
- 発売日2016/12/20
- 商品ランキング203,290位
この本は直接スクラムには関係ないけど、おもしろい取り組みをしていて、開発の生産性をあげたいという意味で参考になっておもしろかった。スクラムを始めるにあたって読んでおいてよかったなという一冊。
ビックデータ
2つ目の目標はビックデータを本格的に扱うこと。数年前にバズワードになったけど、本格的にあたり前のように活用されるのがこれからだと思う。データがたまり、インフラが整いデータを安価で扱いやすい状況になってきている。ビックデータといっても様々な文脈があるが、個人的な活動の目標としては「GoogleBigQuery」、「AWS」を触りつつ手元にあるデータをいろんな形でこねくり回せる状態にする。というのを目安に進めていく。
ビジネス・インテリジェンス
3つ目もビックデータの文脈だが、データから有効な示唆出しをすることが一つのゴールになるのでそこを見失わないようにしたい。いろいろ触って「データサイエンティスト」の雰囲気がなんとなくつかめてきた。という状態にしたい。
サブ目標
いくつもやりたいことをこなすなんてことは自分にはできない。けどサブとしてでもやりたいと思ってるのが以下の2点。
フロントエンド
- jQuery脱却して一気にモダン化させたい(楽に開発をしたい)
英語
- 英語の勉強をするというよりは英語を使う環境に身をおける状態にする
- 英語の技術系podcastを聞く
今年の抱負のまとめ
- 生産性を最大化しつつデータをこねくり回せるようにする
- できればフロントを最適化して英語も多少はコミュニケーションがとれるようにする